NFTの始め方

ニュースで最近話題の「NFTアート」ですが、近年身近なものになりつつあります。

著名人では、女優の「のん(能年玲奈)」さんや、芸人の「たむらけんじ」さんらが、いち早くNFTアートを販売し話題になりました。

また、東京都の8歳の少年が作成したデジタルアートが180万円で取引されたことで大きな注目を集めています。

NFTアートはだれかがつくったオリジナルアートを買ったり、自分が作成したアートを販売することもできます。

この記事でわかること

  • NFTアートとは
  • NFTアートでどう稼ぐ?
  • NFTアートの始め方(OpenSea)
  • NFTアートの買い方(OpenSea)
  • NFTアートの売り方(OpenSea)

そんなNFTアートは、仮想通貨取引所の口座開設、仮想通貨購入したうえで、NFTマーケットプレイスで取引ができるようになります。

ここでは「完全初心者向け」に、NFTアートの始め方から稼ぐ方法までお伝えしていきます。

NFTアートとは

NFTアートとは、NFT(非代替性トークン)を利用した、コピーができない世界でたったひとつのデジタルデータ作品のことです。

いままでのデジタルデータは簡単にコピーや改ざんができたことが、資産価値が生まれない原因でした。

NFTアートはブロックチェーンの技術を使って、デジタルアートの偽造不可能な所有証明書を発行することで、世界でただひとつの作品として生み出すことができ、資産価値が生まれます。

そのNFTアートの所有者がだれなのか、また、所有者歴の情報の記録・確認もできるようになりました。

NFTアートのの作成はPhotoshopやillustratorを使用します。

作成後にオンライン上のマーケットプレイスに簡単に出品でき、一般人でも気軽に参加できます。

NFTアートの特徴や仕組み

NFTアート 始め方

NFTアートの仕組みと特徴のポイントを知ることで、NFTアートの全体像をさらに理解していきましょう。

まず全容をまとめます。

特徴

  • ブロックチェーン技術で1点モノの価値を与える
  • だれでも気軽にアートを売買できる
  • アーティストに公平な市場になる
  • ロイヤリティの設定ができる

1点モノの価値がある

NFTアートはブロックチェーンの技術が使われています。

先ほども説明しましたが、ブロックチェーンは情報の改ざんができません。

なのでコピーをしてもブロックチェーン上の履歴データをみればそれが本物かどうかすぐに見分けることができます。

このブロックチェーンの履歴データ情報こそが、NFTを唯一無二の「1点モノ」にしています。

だれでも気軽にアートを売買できる

NFTアートはだれでも気軽に売買が可能です。

条件や制限などがないので、冒頭でもご紹介したとおり、小学生でも作成・販売することができ、お金を稼ぐことができます。(もちろん親の取引口座が必要)

アーティストに公平な市場になる

NFTの登場は、アーティストに公平な市場を提供できるといえます。

現段階の市場では、ある作品の販売後に転売されたとしても、制作者であるアーティストには報酬が発生することはありません。

しかし、NFTのブロックチェーン技術により、2次転売のときにも大元のアーティスト側に報酬(ロイヤリティ)が入るようなシステムになりました。

この新しいアーティストにとってメリットしかないシステムが、NFTを急速に広めたひとつの理由でもあります。

NFTアートでの稼ぎ方は2パターン

NFTアートで稼ぐための方法は2パターンあります。

  • 作品を販売
  • 転売

NFTアートでの稼ぎ方は、「自分で作品をつくって販売して稼ぐ方法」と「他社の作品を安く仕入れて高く売る転売して稼ぐ方法」の2パターンがあります。

もしあなたが作品のアイディアが浮かばずにつくることは難しいと感じているなら、転売という方法で稼ぐのもひとつの手かもしれませんね。

NFTアートの将来性

ココがポイント

将来的にNFTアートはさらに活発化。しかし法整備が間に合っていない。

NFTアートはそのメリットが多い特徴から、確実に活性化していくと考えられます。

ただ、法整備が間に合っていないのが今後の課題のひとつです。

日本は現実にある有形のものにしか所有権はないとされ、NFTの所有権は認められていない現状です。

NFTの著作権はアーティスト側にあり、購入後に両者間でのトラブルも考えられます。

しかし法整備が整っていないことで、裁判が長引いたり、訴訟費用も掛かると予想されていて、アーティスト側が不利な立場になる可能性があります。

他の課題として、

  • マネーロンダリングに使われる可能性
  • 本来価値のあるアートが購入されない
  • 詐欺やコピーをされる可能性がある

などがあげられます。

NFTが売買できるマーケットプレイス

NFTアートを売買できるマーケットプレイスのことを「NFTプラットフォーム」といいます。

このNFTプラットフォームの2022年5月時点での主要は3つです。

NFTプラットフォーム名 特徴 販売手数料
コインチェックNFT 特定のゲーム内のNFTのみ取り扱い 10%
OpenSea 世界最大のNFTプラットフォーム 2.5%
Rarible OpenSeaよりシンプル完結 2.5%

コインチェック

コインチェックは日本で認知度が最も高く、取り扱い数が17種類という暗号通貨取引所のひとつです。

2021年3月24日に、仮想通貨とNFTを交換できる「CoinCheck NFT(β版)」のサービスが提供開始されています。

現在ベータ版なのでまだサービスの幅は狭く、NFTアートは取り扱っていません。

取引可能なものは、限定されたNFTゲーム内で使われる土地やカードのみとなります。

ただ国内初のNFTプラットフォームなので、日本語対応にもなっていて、今後の成長が楽しみなプラットフォームといえます。

OpenSea

OpenSeaは世界最大のNFTプラットフォームです。

アカウント作成、出品までとてもシンプルな流れで、簡単に利用できることから人気を集めています。

「NFTアートといえばOpenSeaが連想される」ひとも少なくないのでは?

日本語には対応しておらず、ユーザーは外国の方中心ですが、日本のアーティストも少ないながらに活躍しています。

Rarible(ラリブル)

Rarible(ラリブル)は、OpenSeaの次に世界で有名なNFTプラットフォームです。

Raribleは他のNFTプラットフォームと比較して、出品されている作品の値段が低め。

少ないコストで購入できる可能性が高いので、NFT取引をしたい初心者の方におすすめできます。

また、シンプルな使い心地も初心者の方におすすめできる理由のひとつです。

ただガス代と呼ばれる利用時の手数料がやや高めに設定されているので、運用コストには注意が必要な面もあります。

NFTアートの始め方・やり方(事前準備)

ここではNFTアートを始めようと考えている方のために、実際にNFT取引をおこなう前、つまり事前準備の解説です。

始め方の全体的な流れを知りたい方は以下へ進んでください。

  1. コインチェック開設
  2. イーサリアムを購入
  3. MetaMaskインストール
  4. イーサリアムをMetaMaskへ送金
  5. NFTプラットフォームに登録

STEP1.コインチェック開設

コインチェック開設は前提条件です。

コインチェックをおすすめするのは、初心者向けで手数料も安く使いやすいことが理由です。

まだ解説していないという方はこちらの「コインチェック開設方法5ステップ」をごらんください。

STEP2.イーサリアムを購入

コインチェックを開設したら次に「イーサリアムを購入」しましょう。

現状ではイーサリアムが基本的なNFT取引通貨となっています。

OpenSeaでは他にも3つのブロックチェーンが使われていますが、初心者の段階では購入手順が複雑になってしまいます。

また、NFT取引ではイーサリアムで十分こと足りるので、ひとまずは必要ないといえます。

STEP3.MetaMaskインストール

MetaMask(メタマスク)はOpenSeaでイーサリアムを使うときに必要です。

NFT取引、手数料等の支払いに使うイーサリアムを保管しておく財布のようなものです。

MetaMaskとOpenSeaを連携して使います。

MetaMaskとOpenSeaの連携方法はこちらの記事で詳しく説明しています。

STEP4.イーサリアムをMetaMaskへ送金

STEP2で購入した「イーサリアムをMetaMaskへ送金」します。

MetaMaskにETHを保有している状態になれば、NFT取引までもう一歩です。

STEP5.NFTプラットフォームに登録

NFTプラットフォームは、私も使っている世界最大のマーケットプレイス「OpenSea」が使いやすいです。

OpenSeaの始め方はこちらの記事を参照してください。

次にNFTアートを購入・販売する方法について解説していきます。

NFTアートの購入方法(OpenSea)

NFTアートの購入・販売方法を具体的にみていきましょう。

ここでは世界最大のNFTマーケット「OpenSea」の購入方法を解説していきます。

NFTアートの購入の流れ

購入方法は以下の手順です。

  1. お気に入りのNFTを検索
  2. MetaMask内のイーサリアムで購入

手順で見ると簡単ですね。

作品を検索する

以下はOpenSeaのトップページです。

  • ①Explore=購入したいとき
  • ②Create=作成するとき

今回は購入したいNFTアートを探したいので「①Explore」を選択します。

 

次にNFTの検索窓で購入したいお気に入りのNFTアートをみつけましょう。

日本語で検索した結果


OpenSea

英語で検索した結果

日本語で入れれば「日本名を入れているNFTアート」が、英語を入れれば「英名を入れているNFTアート」がでてきます。

他にも、ブロックチェーンや価格、カテゴリーなどを指定して検索することもできるので活用しましょう。

作品の購入(Buy now)

NFTアート作品を購入したいという方向けです。

※PCブラウザ画面での解説

お気に入りを見つけたら、MetaMask内に保有しているイーサリアムで支払いをおこないます。

NFTの購入方法は「①Buy now/②Make offer」の2種類があり、そのどちらかなのか、両方なのかは出品時に指定できるので、出品者によって変わります。

Buy now

まず「Buy now」は通常の購入方法では、提示された固定価格で購入することができます。

「Buy now」をクリックしてETHで決済に進みましょう。

Make offer

次に「Make offer」での購入方法です。

Make offerはオークション形式での購入になります。

オークションの場合はETHは使えず、ETHを「WETH」に交換する必要があります。

NFTアートの販売方法(OpenSea)

NFTアートを販売したいという方向けです。
※PCブラウザ画面での解説

コレクションの新規作成

トップ画面から「My Collection」を選んで進みます。

メタマスク(ウォレット)を選択します。

次に「Create a collection」をクリックしましょう。

Create a Collection(コレクション作成)画面になるので、自身が出品するものの基本情報を設定していきます。

入力欄の簡単解説

  • Logo image:コレクションのアイコン画像
  • Featured image:コレクションの一覧ページなどに表示されるアイキャッチ画像
  • Banner image:コレクションページ上部に表示されるバナー

各画像サイズおすすめは以下のとおりです。

  • Logo image:350×350
  • Featured image:600×400
  • Banner image:1400×400

入力欄の簡単解説

  • Name:コレクションの名前
  • URL:自身のサイトURL
  • Description:コレクションの詳細説明文
  • Category:アイテムの出品カテゴリ

URLはブログを持っていれば登録しましょう。

Categoryはアートやスポーツ、音楽などさまざまですが、自分の売りたいジャンルを選びましょう。

DescriptionやNameなどは外国の方にも向けたいのであれば英文推奨です。

入力欄の簡単解説

  • Links:SNSアカウント
  • Creator Earnings:作品の二次販売時に作者に還元されるロイヤリティ

Creator Earningsは大事な収入源になります。以前は「Roality」という欄でしたが「Creator Earnings」に変わったようですね。

また、Creator Earningsは「0~10%」の間で設定可能です。

どの値が適切なのかという平均値は特にありませんので10%で問題ないでしょう。

 

入力欄の簡単解説

  • Block Chain:NFT取引に利用するブロックチェーン
  • Payment tokens:アイテムの売買に使用する仮想通貨を選択

ブロックチェーンの種類は4種類ありますが、2022年5月現在、選択できるのETHとPolygonのみです。

ETH(イーサリアム)のメリットは、流通量がもっとも多く、購入される可能性もその分高くなるという点。反面、ガス代と呼ばれる手数料が高いデメリットがあります。

Polygon(ポリゴン)のメリットは、ガス代(手数料)が安いことです。反面イーサリアムほど流通量が多くないので、買われる可能性が少なくなります。

イーサリアムを所持していなければイーサリアムで出品されたNFTを取引することができませんし、ポリゴンを所持していなければポリゴンで出品されたNFTを取引することができません。

この特性を理解したうえで選ぶと良いですが、「売りたい」気持ちが強ければ強いほどイーサリアムがやはりおすすめです。

ポリゴンは初めただしとにかく出品コストをおさえたいという方におすすめです。

入力欄の簡単解説

  • Display theme:コレクションの表示方法
  • Explicit&sensitive content:出品作品が過激な内容であればONにする

Display themeはコレクションの表示方法の選択です。

好きな表示方法を選びましょう。

アイテムの登録

コレクションを作成できたら次は売りたいNFTアイテムの登録をおこなっていきます。

まずは「Create」をクリックしてください。

アイテム登録画面に切り替わります。

登録するデータをドロップするかファイルから選びましょう。

登録できるデータ形式

JPG, PNG, GIF, SVG, MP4, WEBM, MP3, WAV, OGG, GLB, GLTF. Max size: 100 MB

 

登録後に取り下げるようなことになると、キャンセル料(ガス代)が発生してしまいます。よく考えてから出品しましょう。

次はアイテム情報の登録です。

入力欄の簡単解説

  • External Link:ブログ等のURL
  • Description:アイテムの詳細説明文
  • Collection:登録するCollectionを選択

ブログなど、自身の運営サイトがあれば貼り付けましょう。アイテムの説明文は世界に向けたければ英文がおすすめです。

Collectionは、作品コンセプトごとに合ったCollectionを選ぶと良いです。

入力欄の簡単解説

  • Property:キャラクタータイプや性別を設定
  • Levels:スピードなどのパラメータ
  • Stats:追加で設定したいステータス
  • Unlockable Content:購入者のみが利用できる追加コンテンツの設定
  • Explicit&Sensitive Content:過激な作品の場合はONにする

キャラクタータイプなど、細かな設定をすることで、世界観が生まれます。

またそれだけでなく、タグ付のような役割もあり、NFT作品検索者はフィルタリング抽出で探し当てられる可能性も広まります。

「Unlockable Content」は購入者のみが利用できるコンテンツを追加することができます。

独自のコンテンツを生みだし、設定することでファンをつくることも可能です。

入力欄の簡単解説

  • Supply:販売可能なNFTの上限
  • BlockChain:販売に利用するブロックチェーンを選ぶ
  • Freeze mtadate:NFTに含まれるすべてのコンテンツを永久的にロック(凍結)し保護する

「Supply」は現時点では「1」以外変えられません。今後のアップデートで2つ以上に設定できるようです。

「BlockChain」選択は、現在[Ethereum・Polygon]の2択です。

基本的にEthereumを選んでおいていいとおもいます。

手数料(ガス代)を安くしたければPolygonを選びましょう。

「Freeze metadata」は一度アイテムを作成した後でないと設定できません。

初めて作成する場合はスルーで良いですし、永久に保護したい作品のみ選ぶべきでしょう。

すべて設定完了したら「Create」をクリックして進みます。

以上でアイテムの登録が完了です。

NFTアイテムの出品

NFTアイテムの登録が終わったらいよいよ出品して販売開始です。

まず、NFTの販売方式は2つあります。出品後の販売方式変更はできませんので慎重におこないましょう。

販売方式

  • 固定価格出品
  • オークション出品

「固定価格出品」は、一般的な変動なしの販売方法です。価格を決めて販売期間を設定することができます。

また、基本的に出品者が決めた価格で購入してもらうことになりますが、購入者側は値下げ交渉をすることも可能です。

出品者はそのオファーを受けるかどうかを判断できます。

オークション出品」は、オークション形式での出品です。

そのタイプを「イングリッシュオークション(価格釣り上げ式)」「ダッチオークション(価格下降式)」の2つから選べます。

オークション期間の設定は必須です。

一般的なオークションの形は「イングリッシュオークション」タイプとなります。

販売方式を理解したうえで出品に進むとスムーズです。

実際の出品方法はこちらの記事で詳しく説明しています。

OpenSeaのNFTで売れるものは?

OpenSeaのNFTで売れるものは豊富です。

  • イラスト
  • 写真
  • 動画
  • 音楽
  • ゲームのNFTアイテム
  • メタバース内の土地

などさまざまな物が売れます。

他にもアイディア次第で売れるものがあるかと思いますが、こんな事例もあります。

Twitter創業者のジャック・ドーシーCEOの、最初のツイート画面が日本円で約3億円で落札されました。

他にも実業家として知られる与沢翼さんの第二子誕生時のツイート画面がNFT取引に出され、42ETH(当時の値段で約1000万円)で落札されています。

参考:NFT発行事例の徹底比較(国内・海外・サービス・金額・チェーンなど)

<h2 "#m-10">NFTアートにはイーサリアム購入が必須

NFTアートにはイーサリアムの購入が必須です。

イーサリアムはまず暗号通貨取引所で口座を開設しなければ手に入れることはできません。

NFTアート購入の流れとしては、以下の手順のとおりです。

  1. コインチェック開設
  2. イーサリアムを購入
  3. MetaMaskインストール
  4. イーサリアムをMetaMaskへ送金
  5. NFTプラットフォームに登録

コインチェックは国内最大級の取引所で、ユーザー数も256万人の最大手です。

取引画面もシンプルで直感的に利用できるので、初心者から上級者まで使いやすい仕様になってます。

NFTアートに興味がある方は、まずはコインチェックの開設からはじめてみましょう。